恋人が減量期や増量期に入ると、「デートの外食で何を食べればいいのか」「自分だけ普通に食べて申し訳ない」と戸惑う場面が増えます。しかし、ボディメイクの時期に合わせたお店選びのコツと、お互いに気を使わせない一言を知っておけば、減量中や大会前でもデートは十分に楽しめます。この記事では、減量期・増量期それぞれの外食ジャンルの選び方、気まずさをなくす会話例、食事以外に軸足を置いたデートプランを具体的に紹介します。

減量期・増量期のデートで一番大切なのは「各自で調整できる店」を選ぶこと

減量中だからといって、二人ともストイックな食事に合わせる必要はありません。反対に、増量中だからと毎回ボリュームのある店ばかり選ぶと、パートナーのお腹や予算に負担がかかります。筋トレ好きカップルの外食で失敗しにくいのは、大皿をシェアする形式ではなく、一人ひとりが自分の目的に合った定食や単品を注文できるお店です。

同じテーブルを囲みながら、減量中の側は脂質を抑えた高タンパクな一皿を選び、パートナーは好きなメニューやデザートを気兼ねなく楽しむ。そんな「同じ空間で別々の選択ができる店」をいくつか知っておくだけで、外食デートのハードルはぐっと下がります。

減量期でも二人で美味しく楽しめる外食ジャンル

脂質(油やこってりしたソース)を調整しやすく、調理法がシンプルなジャンルを選ぶと、減量期のトレーニーも安心してメニューを選べます。パートナーにとっても魅力的なメニューが豊富な、次の4つのジャンルが定番です。

  • 焼き魚・刺身のある和食や定食屋 — ほっけや鮭の塩焼き、刺身定食、冷奴、茶碗蒸しなど、低脂質で満足感のある品がそろい、白米の量も調整しやすい
  • 赤身肉や鶏むね肉のグリル・ステーキ店 — ヒレやランプなどの赤身部位、皮なし鶏肉のグリルがあり、ソースを別添えや塩・わさびに変更しやすい
  • お寿司・海鮮丼の専門店 — ネタごとに脂質や量が分かりやすく、赤身・白身・貝類・イカやタコなどを中心に自分のペースで頼める
  • 十割蕎麦・うどん店 — 鶏南蛮や鴨せいろ、温泉卵やとろろのトッピングでタンパク質を足しやすく、胃腸が疲れている日でも食べやすい

増量期に喜ばれるお店と頼み方の工夫

しっかりエネルギーとタンパク質を摂りたい増量期は、ご飯のおかわりや大盛りが選べる定食屋、焼肉、しゃぶしゃぶ、パスタやグリル料理が豊富なビストロなどが向いています。焼肉やしゃぶしゃぶなら、一人は赤身と白米をしっかり食べ、もう一人は野菜や少量のお肉を味わうといった調整も自然にできます。

お店の予約前や注文時に、食事の希望を明るくすり合わせる会話のコツは次の記事で詳しく紹介しています。

「自分だけ食べて申し訳ない」をなくす声かけとマナー

減量中のデートで一番すれ違いが起きやすいのは、メニューそのものよりも「目の前で自分だけ美味しいものを食べていいのだろうか」という遠慮です。パートナーが遠慮してサラダだけを頼んだり、逆に減量中の側が「本当は食べたいのに」と不満そうな顔を見せたりすると、食事の時間が気まずくなってしまいます。

大切なのは、減量している側が「これは自分がやりたくて選んでいることだから、隣で美味しそうに食べてくれるほうが嬉しい」と最初に言葉で伝えることです。また、一緒にいる側も「我慢していてかわいそう」と過剰に気を使うより、相手の目標を応援しつつ自分の食事を笑顔で楽しむほうが、二人の空気はぐっと明るくなります。

減量中・大会前の側からパートナーへ伝えるフレーズ

メニューを開く前や予約の段階で、自分が食べられるものと、相手に遠慮しないでほしい気持ちをセットで伝えます。

  • 「今は来月の目標に向けて脂質だけ控えている時期なんだ。焼き魚か赤身のお肉があるお店だと嬉しいな」
  • 「自分が好きで調整しているだけだから、〇〇ちゃんは気になるメニューやデザートを遠慮なく頼んでね。美味しそうに食べているのを見るのが好きなんだ」
  • 「今日はチートデイ(リフィードの日)だから、ずっと行きたかったお店で一緒にたくさん食べよう」

パートナーから減量中・増量中の恋人へかけるフレーズ

相手の時期を細かく管理しようとせず、「今日はどんなジャンルが気分?」と軽く聞くだけで十分です。

  • 「今って食事を絞っている時期?和食かお寿司、グリルのお店ならどれが一番テンション上がる?」
  • 「今日はしっかり食べたい日だよね。ご飯がおかわりできる定食屋さんと焼肉、どっちに行きたい?」
  • 「じゃあ私はこっちのパスタとケーキを頼むね。一緒に来られて嬉しいな」

お互いの目標やペースの違いをリスペクトして応援し合う関係づくりは、こちらの記事でも解説しています。

大会直前や減量末期におすすめの「食事中心にしない」デートプラン

コンテストや大会の直前、あるいは減量の終盤になると、外食の塩分や調理油すら控えたい時期や、エネルギー不足で長く歩き回るのがしんどい日もあります。そんな時期に無理をしてレストランデートを入れると、お互いに気疲れしてしまいます。

外食が難しい時期は、「食事をデートのメインにしない」発想へ切り替えるのがおすすめです。食事はそれぞれの自宅で済ませてから集合する、あるいは1〜2時間だけ気分転換に出かける形にすれば、減量を邪魔せず二人の時間をしっかり楽しめます。

  1. 昼食後の13時〜15時など、食事の時間を外して待ち合わせる
  2. ブラックコーヒーやハーブティー、無糖の炭酸水が飲める落ち着いたカフェやラウンジでゆっくり話す
  3. 緑の多い公園のベンチでのんびり過ごしたり、美術館・映画館・プラネタリウムなど座って楽しめる場所を選んだりする
  4. サウナやスパ、ストレッチ専門店など、日頃のトレーニングの疲れを癒やすリカバリーデートを取り入れる
  5. 減量末期で体力が落ちている日は「今日は90分だけ散歩して早めに帰ろう」と最初から短時間に設定する

食事以外にも楽しめる筋トレ好きカップルの多彩なデートプランは、次の記事でまとめています。

減量・増量の切り替え時期を共有すると、次の楽しみが増える

減量期は永遠に続くわけではありません。「いつ頃まで減量期で、いつから普通の食事に戻せるか」という見通しを大まかに共有しておくと、パートナーも「あと3週間はこのスタイルで応援しよう」「終わったらあのお店でお祝いしよう」と前向きに捉えやすくなります。

減量中に見つけた気になるカフェやレストランを二人のスマホのリストに保存しておき、目標達成後のお楽しみデートとして予約するのも素敵な習慣です。お互いのボディメイクの波を理解し、無理なく寄り添える関係は、それ自体が大きな信頼につながります。

よくある質問

減量中の彼氏・彼女の前で、自分だけデザートや揚げ物を頼んでも大丈夫ですか?
多くのトレーニーは自分の目標のために納得して食事を選んでいるため、パートナーが遠慮して我慢するほうがかえって申し訳なく感じます。「これ頼んでもいい?」と一言笑顔で聞いてから、美味しそうに楽しむのが一番の気遣いです。
付き合う前の初デートで、自分が減量中だと伝えても引かれませんか?
カロリーやグラム数を細かく語ると堅苦しくなりますが、「最近トレーニングを頑張っていて、和食やお肉が食べられるお店だと嬉しいです」と明るく伝えれば、健康的で自己管理ができる好印象として受け取ってもらえます。
大会前で外食が一切できない時期は、デートを休んだほうがいいですか?
無理に外食をする必要はありませんが、完全に会わなくなるより、食事の時間を外して「コーヒーを飲みながら30分だけ散歩する」「自宅で映画を観る」など、体力を使わない短いデートに変えると息抜きになります。体調が最優先なので、しんどい日は正直に伝えて日程をずらしましょう。

確認しておきたいこと

  • 大皿シェアではなく、各自が目的に合う定食や単品を選べるお店を候補にしたか
  • 減量・増量の状況や食べたいジャンルを、お店を決める前に明るく伝えたか
  • 減量中の側が「自分は好きで選んでいるから遠慮せず食べてね」と言葉にしたか
  • 大会直前や疲労が強い時期は、食事以外のカフェ・散歩・リカバリー案を用意したか
  • 減量期が終わったら一緒に行きたいお店のリストを二人で楽しめているか

極端な食事制限や体調不良が続く場合は無理をせず、必要に応じて医師や管理栄養士などの専門家へご相談ください。店舗のメニューや営業時間は変更されることがあるため、訪問前に公式サイト等でご確認ください。